Facing 45° pressure with needle and scissors

Facing 45° pressure with needle and scissors

MADE IN JAPANにこだわるgiraffeのモノづくりは、 多くの職人さんによって支えられていますが、 この道50年余り、千葉県で縫製工場を営む宮川さんご夫妻もそのうちのひとり。縫製スタッフと共に、ほぼ手作業で縫製をしている工場で、 giraffeのネクタイはどのように生み落とされているのでしょうか。

裁断

反物で納品されてきた生地を、型紙に沿って裁断。 ここはご主人がほぼ一人で担っています。 giraffeのネクタイは複雑なデザインのものが多く、 どの絵柄がどの部分に来なければいけないのか、という指示も細かく設定されています。 それが少しでもずれると絵柄の出方が変わってきてしまうため、 何度も定規で計りながら慎重に進めていきます。そのため、生地の裁断は頭脳戦でもあります。 生地によって使い分けているハサミはどれも40年近くの付き合い。

 

縫製

3枚のネクタイ生地を縫い合わせ、裏地をつけます。giraffeのネクタイは、剣先の柄の出方も全て指示があります。裏地を縫製するときは、柄が指示通りに出るよう慎重に縫製しています。

剣先出し&プレス

裏地を付けたあとは、ネクタイの剣先を出してプレスをかける作業。 機械によって2枚同時にプレスしていきますが、 生地によって圧力をきちんとコントロールしなければ 生地を傷めてしまったり、段が出来てしまうことも。

芯つけ

ネクタイの生地には、間に“芯”が入っていますが、 ここではLIBAという機械を使い、その芯をつけます。 giraffeのネクタイは絵柄が細かいため、生地の織りも複雑。 それを普通に縫ってしまうとネクタイがよれたり、傾いたりしてしまいます。 生地のくせを見極め、芯の位置を微妙にずらすなど、 目には見えないところに細工を施していきます。

カット&返し

電動のハサミを使い、余分な生地と芯を切り落とし、 生地を裏返します。この返しの作業は通常、機械を使って行いますが、 giraffeのネクタイは繊細な生地を使ったものが多いため 1本1本、手作業で返していきます。

仕上げ

芯地を固定するための「かんぬき止め」やネームタグなどをつけて仕上げます。

ネクタイは何度もねじったり締めたりして使うもの。 そのため、生地に強さを出すため裁断する際に生地の方向に対して45°の角度で裁断しています。 それを「バイアス」と呼びますが、バイアスを正しく裁断するのも縫うのも 実は洋服の縫製とはまったく違う技術を必要とします。 さらにgiraffeの生地は織りや柄が複雑なため、 熟練された宮川さんご夫妻でも、giraffeのネクタイを初めて縫った時は 何度も縫ったりほどいたりを繰り返したそう。 他のネクタイに比べ作業時間や手間が2倍も3倍も多くかかるため、 工房を訪れる度に「大変だからgiraffeのネクタイはもうやりたくないんだよ」と話す宮川さんですが、スタッフの皆さんと共にgiraffeのネクタイをずっと支えてきていただきました。 giraffeはこれからも、そんな工房の皆さんと共に バイアス45°のプレッシャーに挑んでいきたいと思っています。

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