実は「織り」で出来ています

実は「織り」で出来ています

職人泣かせの生地

「giraffeのネクタイは、織物業界の常識からすると良い意味で常識外れだったり、技術的にも難易度が高いものばかりです。西栄さん(デザイン画をもとに織機を動かすためのデータを起こし、糸を織工場へ供給する紋意匠の会社)の意匠担当も泣くほど苦労してきました。まさに職人泣かせです(笑)」と話してくださったのは、梅武織物の代表・梅田さん。

giraffeの生地はデザインが複雑で細かいため、他ブランドと比べて打ち込み(横糸の数)が多く、30分で50センチしか織れないこともしばしば。

横糸の数は写真の解像度のようなもので、多いほど密度の濃い生地に仕上がりますが、 そうするとデザインデータも複雑になるため、一度に本当に僅かしか織ることが出来ないのです。 業界の知り合いからは“なぜそんな仕事を受けるの?”と言われたこともあるそうですが、 「giraffeの“こういう生地を作りたい”という強い想いに対して、我々は技術で応えたいと思っています。こっちもプロとしての意地があるからね」という西栄さんと梅武さんの思いに、giraffeのこだわりとクオリティーはいつも支えられています。


実は「織り」でできています

雪山とすそ野に広がる景色が水彩画のように描かれたこちらのネクタイ。 一見、その風景を生地にプリントしているように思いますが、 実はこれ、織りで表現されたものなんです。

ここまで複雑な絵柄を織りで表現するのは、容易なことではありません。 極細で繊細なシルクの糸を、どう組み合わせ、どう織っていくと、 目指す絵柄が再現できるのか…。


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~梅武さんと西栄さんが選ぶ、私たちを悩ませたgiraffeのネクタイ~

ゴルフコースタイ(西栄・青山さん)

giraffeのデザイナー・中村さんのはじめの一言は「ゴルフコースっぽくしたいんですよね」でした。芝生っぽい素材感を織りで表現するのにとにかく苦労しました。グリーンとラフとで組織が変わるように工夫しています。


田んぼタイ(梅武・梅田さん)

デザインが複雑すぎて「織りが進まへん!ごめんなさい!」と泣きをあげたのがこれです。
1つの生地の中に約60パターンの色合わせがあり、ものすごく手間と時間のかかっているネクタイです。

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